路面標示[ 交通安全対策 ]
交通安全対策として生活道路区域に「ゾーン30」「ゾーン30プラス」などの道路整備が増加しています。増加している理由として、生活道路の交通事故の現状から読み取ることができます。
この他にも「ゾーン30」「ゾーン30プラス」とは何か、それらの生活道路区域内において当社の屋外路面シートを使用した交通安全対策の施工例(路面標示)をご紹介します。
交通事故の死者数は1965年の16,765人をピークに減少の一途をたどっています。それに比例して下の表1のように幹線道路での交通事故件数も減少傾向です。一方、生活道路での事故件数も減少していますが、幹線道路と比べると減少割合は小さいことがわかります。
下の表2から交通事故の「歩行者と自転車」の自宅からの距離別死者数をみると500m以内が約半数と自宅近くで多く発生しています。歩行者と自転車の人身事故のうち約70%が生活道路や市街地で発生しています。登下校や買い物など、人出の多くなる朝夕の時間帯に人身事故が多い傾向です。
ゾーン30とは生活道路において歩行者と自転車の安全な通行を確保する目的として、車両の最高速度30km/hの速度規制を実施する区域のことです。その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン30内における速度抑制や抜け道として通行する行為の抑制などを図る、生活道路の安全対策です。
右の表3を見ると分かるように自動車の速度が30km/hを超えると歩行者と衝突した際の致死率は急激に増加します。そのため生活道路区域内の最高速度30km/hの速度規制が交通安全対策として重要となってきます。
「ゾーン30」区域の入口に設置された当社の屋外路面シート「クイックシート」の施工例をご紹介します。
クイックシート 岡山県 倉敷市 W3000×H4000mm 【 DM-890】 |
クイックシート 岩手県 二戸市 W2600×H3300mm 【 DM1890 】 |
クイックシート 熊本県 玉名市 W1200×H2500mm 【 DM-1167 】 |
クイックシート 福岡県 筑紫野市 W1500×H2000mm 【 DM-903 】 |
「ゾーン30」での交通安全対策
道路整備事例
出典)警察庁交通局 「ゾーン30」の概要
● 路面標示や看板によるゾーン入口の明確化。
● 中央線の抹消、車道幅員の減少。
● ハンプ、狭さくによる物理的デバイスの設置。
全国の生活道路で歩行者などの安全な通行を確保するため、最高速度30km/hの規制をかけるとともに、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制を図る区域を「ゾーン30」と言います。
その「ゾーン30」の規制区域内に物理的デバイスとの適切な組合せにより交通安全の向上を図ろうとする区域を「ゾーン30プラス」と設定しています。
道路管理者と警察が緊密に連携し、地域住民等の合意形成を図りながら、生活道路における人優先の安全・安心な通行空間を全国の生活道路に整備しています。
「ゾーン30プラス」区域の入口に設置された当社の屋外路面シート「クイックシート」の施工例をご紹介します。
クイックシート 岐阜県 各務原市 W2400×H5150mm 【DM-1926 】 |
クイックシート 千葉県 船橋市 W2100×H1650mm 【 D-SZ53 D3 】 ※文字のプラスとベースの白が クイックシートです。 |
クイックシート 静岡県 沼津市 W2400×H5150mm 【 DM-1926 】 |
出典)国土交通省ウェブサイト「ゾーン30プラスの概要」
今回は「ゾーン30 ・ゾーン30プラス」をご紹介しました。これらの路面標示に関してデザイン作成やご提案もしているので、当社までお気軽にお問い合わせしてください。
この他にも生活道路の交通安全対策として「子どもを守る交通安全対策[ キッズゾーン・スクールゾーン ]」がご覧になれます。
路面標示[ 交通安全対策 ]
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